メンバーストーリー

鈴木菜々子
鈴木菜々子のストーリー
入所3か月で約100件の離婚相談に同席
「事務所の可能性」と「自分が活躍できるのか」を
重視して事務所を選んだ
「終わったときにこんなに感謝される仕事は他にはない」

鈴木菜々子

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    鈴木弁護士は、子どもの頃はどんな子どもだったんですか。
    学校では大人しい方でした。小さい頃は人と話すのが苦手で…。
    絵を描いたりするのが好きで、イラスト漫画クラブに入っていました。小学生の頃は漫画家になりたかったんです。友達と学校や家でよく絵を描いていました。
  • 快活でアクティブな印象を受けるんですが、意外にインドアだったんですね。
    高校もマンドリン部、大学もオーケストラ部だったので、確かにインドアですね。
    中高生くらいから性格が徐々に変わって明るくなってきたんですが 笑
  • 弁護士になろうと思ったのはなぜですか。
    法律の勉強が純粋に面白かったというのが1つの理由です。
    あとは、経済力がないと将来的に不安だったので、女性でも働き続けられるほどのしっかりした国家資格をとりたかったからというのもあります。
  • 最初から離婚事件に興味はあったんでしょうか。
    そうですね。弁護修習で調停についていったり、家裁修習でいろんな家事事件を見て、面白いと思いました。なかなか見れないものが見れるというか、人間の裏側だったり、その人の歴史だったり。
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    とびら法律事務所に入所する際に迷いはありましたか。
    離婚に特化しているという点で少し迷いはありました。というのも、最初はいろんな分野を経験した方が弁護士としての腕が上がるのではないかと考えたからです。
    でも、弁護士の競争が激しい時代なので、早くから自分の売りを持っていた方がいいと考えました。また、離婚分野は女性弁護士のニーズが高いので自分も活躍できるという期待もありました。
  • これまでどのくらい離婚分野で経験を積みましたか。
    入所してわずか3か月の間に、100件近い離婚相談に同席、20件の事件を副担当として担当しました。そこで一気に研鑽を詰めたと思います。
    4か月目から主担当で受任する事件が増え、常時30件は離婚事件を担当しながら今に至っています。一般的な事務所だと1年に離婚事件は数件というところが多いので、圧倒的な数の経験を積んだと思います。
  • それだけ離婚分野で経験を積むと離婚弁護士として十分だと思いますか。
    いえいえ、離婚事件は、法的知識や裁判所の考え方の傾向を知っているだけでなく、人間関係を調整する人間力が必要なんです。弁護士として、人間として成長していかなければうまくまとめることができないので、日々勉強と感じています。
    それに、離婚というと、調停や訴訟を想起すると思いますが、分野は多岐にわたっていて、別居中の監護者の指定、面会交流、子の引き渡し、人身保護請求、DV保護命令、親権者変更、債権執行など、いろんなケースがあります。
    裁判所を使わず、直接相手方と電話や面談で交渉し、公証役場で公正証書を作ったり、面会交流に立ち会ったり、調査官調査に同席したり、修習中には予想できなかった仕事もたくさんあります。何年やっても研鑽が必要と痛感しています。その意味で、この分野に特化している事務所で経験を積むのと、他の事務所で経験を積むのでは大きな差になると感じています。
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    働いていてよかったと思うこと、嫌だなと思うことはありますか。
    人の歴史に関われて、終わったときにこんなに感謝される仕事は他にはあまりないと思うんです。そのことがやっぱり一番弁護士になってよかった、離婚事件やっていてよかったと思う瞬間ですね。
    相手方から罵倒されたり、依頼者の方からも嫌なことを言われることがあるので、そのときは嫌な気持ちになります。でも、そういう事件を無事終わらせたときの爽快感が気持ちいいので、何とか嫌なことも乗り越えられてきていますね。
  • 就職活動をしている人たちに事務所を選ぶ基準などアドバイスしてください。
    事務所に入ることを目的にするのではなく、事務所に入ったその先を具体的に想像してみてほしいですね。
    みなさん内定のために必死で就職活動すると思いますが、すぐ辞める事務所に入所するのではほとんど意味がありません。
    入所した先の「事務所の可能性」や「自分が活躍できるのか」といった点に注目するといいのではないでしょうか
  • 事務所の可能性というのは具体的には?
    やはり大事なのは、経営者の考え方に共感できるのかということです。たとえば、1年目で教育の機会もなく支店長にするとか、事務所の売上に貢献しても給与や賞与に反映しないという事務所は、経営者が勤務弁護士を大切にしていないし、依頼者にとっての利益にもならないと感じるので共感はできないです。弁護士がサービス業といった認識が低く、広告に批判的だったり、偉そうな態度をとる経営者も、将来の可能性を感じられないですね。
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    自分が活躍できるのかといった点は就職活動の段階でどうやって判断できますか。
    些細なことですが、思ったことを口にできるのかというところからかなと思います。
    事務所の雰囲気からそれは就職活動段階でも感じ取れるんじゃないでしょうか。ぴりぴりした雰囲気で、ボスがワンマンだったりすると、自分の活躍なんて程遠い気がします。
    あとは、いま本当に弁護士の競争が激しいので、自分の生き残りのために専門分野を持てるかとか、その分野の顧客のニーズに自分が合いそうかとかですかね。
  • いま自分が活躍できている実感はありますか。
    はいと答えるのは恥ずかしいですが、女性弁護士希望の方が多くいらっしゃるのと、私を指名していただいたりすることがあるので、求められている感覚はあります。
  • 5年後のとびら法律事務所をどうしたいと思いますか。
    いまよりもっと全国的な知名度をあげたいです。家事事件であればうちというような。
  • 目標とすべき他の事務所はありますか。
    既存の事務所には目標とすべきイメージはないですね。もっと別のものを目指しているような気がします。新しいイメージの法律事務所というか。
    顧客のニーズや利便性は追求したいですが商業的になりすぎるのも嫌ですし、安売りするのも違うと思います。しっかりした実績を積み重ねて各方面からの信頼も集めたいです。
    所内の雰囲気もいまの感じでアットホームなままいきたいですが、もう少し規模を大きくしたいという気持ちもあります。
  • 最後に、とびら法律事務所を一言でいうとどんな事務所でしょうか。
    私にとっての「ホーム」ですね。     

    (注)2017年に行われたインタビューです。
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